噛み合わせが悪い人は頭痛になりやすい?
よく、「あなたの肩こりや頭痛は噛み合わせが悪いことが原因かもしれません」
というような話を聞くことがあると思います。
今回は、「それって本当なの?」という疑問に、お答えしていくような内容になっています。
「肩こりや頭痛に悩んでいる」「噛み合わせが悪いと言われたことがある」という方は、参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
口を動かす筋肉と頭痛との関係について
最初に結論からお伝えすると、噛み合わせが悪いと頭痛になるかについては、「人による」というのが正直なところです。
私は、歯や噛み合わせの専門家ではないので、噛み合わせが身体に直接与える影響は分かりません。
しかし、筋肉や筋膜の観点から考えた場合、噛み合わせなどで疲労しやすいと考えられる筋肉と、頭痛を引き起こす筋肉の中には、共通するものが存在します。
そこで今回は、噛み合わせによって疲労しやすい筋肉の中から、頭痛と関連する筋肉を紹介します。
その筋肉とは、「側頭筋」と呼ばれる筋肉です。
側頭筋とは、こめかみの辺りに付いている筋肉で、歯を食いしばるような動きで働きます。
この筋肉は左右にそれぞれあり、例えば口の右側を強く噛みしめれば右の側頭筋が働き、左を噛みしめれば左の側頭筋が働きやすくなっています。
噛み合わせの程度や状態にもよるのため、一概には言えませんが、噛み合わせによって、左右のどちらかの歯を中心に使用している人は、一方の側頭筋に負担が集中し、疲労しやすくなることが予想されます。
また側頭筋は、疲労し筋肉が固くなると、こめかみ周辺に痛みを引き起こすとも言われています。
つまり、噛み合わせの問題や噛み癖の問題で、片側で噛む習慣がある人は、一側の側頭筋が疲労しやすい状態となり、こめかみ周辺の痛みを引き起こす可能性があるということになります。
筋肉や筋膜が硬くなったり、疲労したりすることが、痛みを引き起こしている原因であれば、解決策は、硬くなった筋肉をほぐすことが必要になります。
疲労した顎の筋肉のセルフケアについて
側頭筋のセルフケアですが、側頭筋は比較的位置がわかりやすい筋肉のため、直接手で圧迫したり、ほぐすことも十分効果的だと思います。
噛み合わせや噛み癖などが原因である場合、直接筋肉をほぐすのに加え、軽いストレッチがさらに効果的と考えます。
【具体的方法】
姿勢は座った状態で行います。
こめかみの周辺にある側頭筋を触ります。
こめかみに手を当てた状態で、歯を食いしばってみましょう。
食いしばることで、こめかみ周辺で側頭筋が動くことがわかると思います。
側頭筋の位置がわかったら、手のひらで側頭筋を押さえて、押さえた状態のまま口を大きく開けましょう。
側頭筋を押さえながら口を開けることによって、通常よりも側頭筋がストレッチされると思います。
10回程度を目安に、休憩を挟みながら続けていきましょう。
今回は噛み合わせと頭痛の関係について、筋肉・筋膜の視点から筋肉のセルフケアまでお伝えしました。
今回の内容では、噛み合わせを根本的に解決することは難しいと思います。
噛み合わせを根本的に解決する方法については、1人で悩まず専門家に相談し、適切な治療を受けていただくことが大切だと思います。
普段の生活の中で、疲労した筋肉については、今回の内容を参考にセルフケアを根気よく続けてほしいと思います。
今回の内容が、頭痛に悩む方の参考になれば幸いです。
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