顔の筋肉と、頭痛の関係性について
表情と身体の状態は、関連していることも多く、有名なものとしては、笑顔を作るだけで楽しい気持ちになると言ったように、表情と感情に関する関係があります。
筋肉や筋膜の観点から見ると、さらに痛みとの関連も考えられます。
特に顔面の筋肉は頭痛を引き起こすものも多くあるため、顔の筋肉が硬くなることによって、頭痛を引き起こす場合も少なくありません。
顔にある筋肉は、ほとんどが表情筋と呼ばれ、表情を作るときに働く筋肉です。
そのため特定の表情を常にしている人は、表情筋の一部を過剰に使用していることになり、ストレスが溜まることによって、痛みを引き起こす可能性があります。
今回は表情と頭痛の関係性について、主に筋肉・筋膜の観点からお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
しかめ面は頭痛を引き起こす?
表情と一言で言っても、様々な表情があるため、今回はしかめ面(眉毛をひそめる、眉間に皺を寄せるような表情)を例に挙げて、解説していきたいと思います。
しかめ面をしているときは、「眼輪筋」と呼ばれる目の周りにある筋肉が働いています。
似たような表情で、目を細めるような表情でも同様に眼輪筋が使用されています。
この眼輪筋は硬くなることで、前頭部(眉間の辺り)に痛みを引き起こすと言われています。
つまり、日頃からしかめ面をしている人は、眼輪筋に過剰なストレスをかけているため、頭痛になりやすいということです。
「頭が痛いな」と思ったときケアしてほしい場所
筋肉に過剰なストレスが加わったことによって、頭痛が生じている場合、負担がかかっている筋肉をほぐすことが効果的と考えます。
これは顔の筋肉でも同様です。
つまり、今回の例でいうとしかめ面によって頭痛が生じている場合、「眼輪筋」をほぐすことが効果的なセルフケアとなります。
【具体的な方法】
他の筋肉と違い、顔の筋肉は筋肉自体が小さく、薄いため筋肉を触っている感覚は少ないかもしれません。
そのため、顔の筋肉のセルフケアでは筋肉の位置を正しく理解することが重要になります。
今回の眼輪筋は、目の周りに付着しています。
眼球の周りの骨の出っ張りを触るようにしながら行うと、比較的触りやすいかと思います。
ほぐし方は、直接指の腹を使って押さえていくやり方や、皮膚を摘んでほぐす方法があります。
どちらもやってみて、痛みが少ない方や、より効果が感じられた方を選んで行いましょう。
注意点は、強い力では行わないようにしましょう。特に顔の周りは、眼球などデリケートな部分も多いため、軽い力で徐々に調整していく方が安全に行えると思います。
頭痛の他にも、パソコン作業による目の疲労などにも使えるので、目の疲労を感じている人は、ぜひやってみてください。
今回は表情が頭痛に与える影響という内容で、眼輪筋の紹介とセルフケアの内容をお伝えしました。
表情というと、身体への影響はイメージしにくいかと思いますが、日頃の習慣や癖というものは、長期的に影響を与えていきます。
顔に筋肉でも、日頃から疲労を溜め込まないように、セルフケアをこまめにやることが身体の不調を解決するポイントだと思います。
今回の内容が参考になれば幸いです。
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