自分の体に合わせて痩せる。アーユルヴェーダで考えるダイエットのコツ(後編)

前編では、アーユルヴェーダとはどういうものなのか、

アーユルヴェーダの基本となるドーシャという3つの性質についてお伝えしました。

 

では実際、ドーシャに合わせた生活や食事とはどのようなものなのでしょうか?

後編では、じぶんのからだとこころをきれいに導くための具体的な方法をお伝えします。

 

 

ドーシャの時間に合わせて痩せる生活リズムを作る

季節や時間にもドーシャがあります。

 

季節のドーシャで考えると

春=カパ

夏=ピッタ

秋冬=ヴァータ

 

1日のドーシャの移り変わりは

6~10時=カパ

10~14時=ピッタ

14~18時=ヴァータ

18~22時=カパ

22~2時=ピッタ

2~6時=ヴァータ

 

この時間の特性を意識しながら生活をすると良いと言われています。

 

例えば、

ヴァータの時間である5時に朝目覚めると、とても目覚めがよいとされています。

逆に、カパの時間である7時や8時に目覚めてしまうと、体が重く感じてしまいます。

 

逆に就寝時間は、カパの時間である22時までが理想とされています。

22時を過ぎてピッタの時間になると、ピッタの代謝の性質により、寝ている間に体の回復や新しい細胞に生まれ変わるように働いてくれます。その時間に起きてしまうと、体は覚醒しようと活動的になってしまいます。

 

食事については、

消化の時間であるピッタの時間や、排せつの時間であるヴァータの時間に合わせるといいでしょう。

12時頃の昼食の時間がもっとも食事に適しているので、昼食はしっかり食べることがいいとされています。

 

ドーシャに合わせて食べ物を選ぶ

食べ物そのものにもドーシャの性質があります。

それぞれのドーシャのタイプに合わせて食材や調理法を選ぶようにしてみましょう。

 

自分のドーシャに合った物でも、食べすぎれば体重が増えてしまうこともあります。

自分はピッタだからピッタの食材を食べればいいというわけではありません。

どれかが偏って増えてしまったら、それを鎮めるような食材を摂るのも大切です。

多すぎず少なすぎず、自分のバランスを保てるようにしましょう。

 

じゃあどうやってやるの?というと、

おすすめは一度の食事で様々な味をそろえること。

 

食べ物には6つの味(甘味、酸味、塩味、辛味、渋味、苦味)があり、それぞれが自然の五大元素を表しています。

辛味=火・風

甘味=地・水

苦味=風・空

酸味=地・火

渋味=風・地

塩味=火と水

これらを自分のドーシャと照らし合わせて味付けしてみるのが簡単料理法です。

 

6つの味とうま味をそろえるようにすると、少しの食事で満足感がえられます。

栄養バランスも整いやすくなります。

 

食べ物が持つエネルギーが高い状態である、新鮮なもの・旬のものを食べるのも◎。

 

時間をかけ、食材の味や食感に集中しながらいただくことも消化力を高める大切な要素です。

 

ドーシャのことを意識するだけで、食生活や生活習慣が少しずつ変わってきます。

体と心は正直です。

決して無理せず、自分を労わりながら綺麗になりましょう。

 

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