子育てに追われている時、
仕事のプレッシャーを感じる時、
人間関係にもやもやする時、
「私、息ちゃんとできてない…」
ふと気づいたら、こんな風に感じることはありませんか?
生きているとたくさんのストレスを抱えてしまいます。
そんな時に簡単にストレスを解消する方法があります。
それが深呼吸です。
ストレスは呼吸を浅くする
ストレスを感じると体は緊張し硬くなります。
呼吸をするには、肺が膨らんだり縮んだりすることが必要だというのはお分かりだとは思いますが、
そのためには肋骨周りの柔らかさが大切になってきます。
首や肩周り、背中などの筋肉が緊張すると肺が広がりにくくなり、
呼吸が浅くなってしまう原因になります。
浅い呼吸は、交感神経を活発にし、
更にストレスを感じさせて身体を硬くしてしまいます。
もっとダメージを受けるのが脳です。
脳は体の中でも特に酸素を必要とする部分です。
呼吸が浅くなるとその分酸素の取り込みも少なくなり、
うまく思考が回らなくなったり、頭痛の原因にもなりえます。
深呼吸の秘訣は4つの面を伸ばすこと
では深呼吸しましょう、と言われて深呼吸できますか?
硬くなってしまった体でどれだけ大きく息をしようとしても、難しいです。
まずはストレッチで深呼吸しやすい体に整える必要があります。
肺を覆っているのは、肋骨をはじめとする胸郭という部分です。
胸郭の柔らかさを取り戻すことで肺の動きを妨げず、気持ちよく呼吸できるようになります。
そのストレッチの方法は、
「体の4つの面を伸ばす」ことがポイントです。
4つの面とは、体の前側、側面(左右)、後ろ側のことです。
肺を覆っている胸郭全体を伸ばすことで、呼吸しやすい体作りにつながります。
【深呼吸のためのストレッチの方法】
・座って行うと骨盤が後ろに傾き猫背になりやすく、ストレッチが行いにくくなります。
できれば立って行いましょう。
・苦しくなければ、口ではなく鼻で呼吸をするようにしましょう。
①体の前側を伸ばす
背中の後ろで手を組み、手の平が外側になるように返します。
手を体から遠ざけ、背中を寄せるようにしながら胸を斜め上に突き出します。
ここで3呼吸キープします。
②体の側面を伸ばす
手を上に伸ばし、手の平同士を合わせます。
そのまま体を右側に倒しましょう。
ゆっくりと3呼吸続けましょう。
キープ中は、左手をより遠くに伸ばそうとすると効果がUPします。
※反対側も同様に行いましょう。
③体の後側を伸ばす
手を胸の前で組みます。
腕を前に伸ばしながら、背中を丸めて後ろに突き出します。
手と背中で引っ張るような形を作ります。
目線はおへそを覗きましょう。
3呼吸キープし、ゆっくりと体を起こしましょう。