前編でもさつまいもの美容効果をお伝えしましたが、
後編では実際含まれる美容成分をピックアップしていきます。
ダイエットにおすすめのさつまいもの食べ方もご紹介します。
さつまいものダイエット・美容成分
食物繊維
さつまいもはもちろん、芋類の最大の強みは食物繊維です。
さつまいもには特にセルロースなどの不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
不溶性食物繊維は便のかさを増し、便の形を作ってくれます。
腸内環境を改善することで、老廃物の排出を促し、便秘の解消・代謝の促進などダイエット・美容効果が期待できます。
ビタミンC
さつまいもはビタミンを多く含んでいますが、中でも多いのがビタミンCです。
さつまいも100gあたり約25mgのビタミンCが含まれます。
これはなんと一日に必要なビタミンCの1/4の量です。
ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要な栄養素で、血管や皮膚の機能を保ってくれます。
また、ビタミンCが不足すると免疫力が低下し、ストレス耐性も弱まると言われています。
ヤラピン
ヤラピンはさつまいも特有の栄養素です。
さつまいもを切った時に出てくる白い液体のようなものがヤラピンの正体です。
ヤラピンには高い整腸作用があり、食物繊維と合わせて腸内環境の改善に効果的です。
腸内環境を整えることで、便秘の解消だけでなく、ホルモンバランスを整えて、痩せやすい身体を作ることにつながります。
カリウム
さつまいもには、白米の18倍ものカリウムが含まれています。
カリウムには余分な水分とナトリウムを排出する効果があるので、むくみの解消が期待できます。
さつまいもがあればダイエット中もおやつに困らない!
ダイエット中の甘い誘惑と言えば、おいしいお菓子ですよね。
ただ我慢するというにはストレスが溜まってしまい、ダイエットの成功を妨げてしまいます。
さつまいもは平均糖度12度という、野菜や果物の中でも高い糖度を誇っています(リンゴは平均13度)。
更には焼き芋にするとその糖度は跳ね上がり、40~50度と言われています。
中でも紅はるかという品種の糖度は約30度、焼き芋にすると50度以上となることがあり、
甘いものが食べたくてたまらない女子にはなんともありがたい存在です。
さつまいもを美容に摂り入れたいなら皮まで食べよう!
さつまいもの栄養素は多くの野菜や果物と同じように皮付近に集中しています。
特にヤラピンは身だけでなく皮にも含まれるほか、眼精疲労の緩和に効果があるとされる「アントシアニン」は、皮部分にしか含まれていません。
さつまいもをダイエットや美容に摂り入れたい時は、
皮ごと食べられるような調理方法を工夫してみてくださいね。