カラダ

VDT作業で起こる「首こり」について作業姿勢から解説

首コリを解消して快適に働くためのセルフケア・環境設定

首コリで負担のかかりやすい筋肉はいくつかあります。

 

ここでは特に首の後ろにある「板状筋」と呼ばれる筋肉について解説していきます。

 

板状筋とは、首の後ろに広く付着している筋肉で、VDT作業で頭が前に出ている姿勢の方であれば、過剰に伸ばされて固まっていることが多い筋肉です。

 

伸ばされて固まっている筋肉のため、通常のストレッチでは症状に変化が起こらないと感じる人もいるかもしれません。

 

筋肉は適度に伸び縮みできることが通常の状態です。

つまり伸び過ぎて固まっている筋肉は、一度縮める必要があります。

 

【具体的な方法】

姿勢は座っても、寝ていても可能です。

 

座っている場合は両手かタオルを使用し、後頭部に当てておきます。

寝ている場合は、低めの枕やバスタオルなどを折り畳んで、その上に後頭部を乗せておきましょう。

 

その状態から、後頭部でタオルや手を首の力で押していきます。

このとき顎が上がらないように注意して行いましょう。

 

息が止まらないように息を吐きながら行うと良いでしょう。

 

座って行う場合は、頭が押す力と手で押さえる力を揃えて、少しずつ手の力を弱めていくことで、首の筋肉が縮んで行くことがわかると思います。

 

寝ている場合は、タオルを潰していくように意識することでも同様のことが起こります。

 

時間は息を吐き切ったら一度力を抜き、呼吸を整えたら再度息を吐きながら行いましょう。

10回を1セットとして、仕事の合間や、就寝の前後などで行うことをオススメします。

※ヘルニアや脊柱管狭窄症など首に何らかの怪我や病気で医師の治療を受けている方に関しては、医師に相談の上専門家に相談した上で行うようにしましょう。

 

ビジネスパーソンこそ身体のことを学ぶ価値があります

ビジネスパーソンは、自分の身体を資本にして成果を上げることで収益を得ています。

そう言った意味では内容の違いはあるにせよ、ビジネスパーソンとアスリートの間には、身体が資本という意味で、ほぼ違いはないのかも知れません。

 

ですがアスリートは身体のケアやトレーニングなどを怠らないのに対して、ビジネスパーソンはあまり身体のことを気にする傾向がない気がしています。

 

今後は、ビジネスパーソンも身体のことを気にかけ、最高のパフォーマンスを発揮できるようになって頂けたらと思います。

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