「ヨガをしたら痩せますか?」
そう絶対に聞かれます。
もちろん巷には運動量の激しいヨガレッスンもあって、
ダイエットを打ち出しているスタジオなんかもあります。
でも、それだと普通のジムのエクササイズと変わりませんよね?
あと、ヨガと聞くと、スムージーとかヴィーガンとか、
なんか栄養によさそうなものだけしか食べてはいけないなんてイメージもないですか?
確かにヨガをしていると痩せるという声は聞きます。
でも、その理由は激しい運動をしてるからでも節制した食事をしているからでもないのです。
綺麗になるためには「中庸」=「ほどよい」という考え方を身に着けよう
東洋医学には「陰」と「陽」という考え方があるのは有名ですよね。
でももうひとつ、「中庸」という考え方があります。
中庸とは、多すぎず少なすぎず、調和がとれている状態、陰と陽のちょうど中間のことをいいます。
例えば、猫背の姿勢、失恋して落ち込んでいる、あまり活動的でない、これは陰のパワーです。
逆に、忙しくしている、辛い物をよく食べる、なんだかギラギラした気持ち、これは陽のパワーです。
陰も陽も必要ですが、どちらかに偏りすぎると体に不調をきたしたり、気持ちが安定しなくなってしまいます。
食事に関しては、食べ過ぎでも食べなさ過ぎでもない、自分にとって必要なちょうどいい量を食べるということが大切なのです。
「自分にちょうどいい」を知ることで、
自然と食べ過ぎを防ぎ、また痩せなきゃ・我慢しなきゃ、なんていうストレスフルな気持ちからも解放されます。
そして、極端なダイエット方法も良くありません。
1週間で○kg減!とかの短期間の減量や、○○だけダイエットなど、
偏ったやり方をしてしまうと、結局リバウンドにつながってしまうのです。
痩せればいいというわけじゃない。本当の自分と向き合おう。
ヨガの考え方の一つに、「自分の体はただの道具」というものがあります。
体は神様からの借り物で、本当の自分というものはもっと内側の見えない所にあるのだそうです。
綺麗な人というのは、痩せるということにはこだわっていません。
健康的で、いつも楽しく、内側から輝いていると思いませんか?
ただ痩せるということだけにこだわって、
ストレスフルに過ごしていては、余計に自律神経の乱れも引き起こし、
痩せにくい体質になってしまいます。
いつも、自分の見た目ではなく自分の内側と見つめ合い、
毎日をよりよく生きることができれば、暴飲暴食など無駄なことはしなくなり、体を動かしたり心を癒したりすることが必要だと、自然とわかるようになります。
そうなれば無理なダイエットなどしなくても、スタイルUPにもつながるのです。
ヨガをしているとそのような感覚が身につきやすくなります。
ダイエットの目的がダイエットになっていませんか?
ヨガの考えを参考にして、「本当の綺麗な自分」に出会ってみてください。